三菱UFJ銀行から、
”【三菱UFJ銀行】【重要】お取引目的等のご確認のお願い no:9313041546160111312154”というメールが届いたという方、もしかしたらフィッシング詐欺かもしれません。
こういったメッセージは、受信者を騙してリンクをクリックさせる目的で作られていることが多いです。
そのため、メール内のリンクをクリックする前には十分な注意を払うことが大切です。
株式会社三菱UFJ銀行は、東京都千代田区丸の内に本店を置く、三菱グループの一員である三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の都市銀行です。三井住友銀行、みずほ銀行とともに3大メガバンクの一角を占めています。
有名企業で利用者数が多いほどメールなどの詐欺も増えてきますので、あなたに届いたメールが詐欺かどうか、この記事でチェックしてみてください。
これは詐欺メール!?送られてきた本文の内容は?
それでは早速、三菱UFJ銀行から送られてきたメールの内容をチェックしていきましょう。
メールの内容はこちらになります。
一見普通の三菱UFJ銀行からのメールに見えますが、よく見ると怪しい点が見えてきます。
ひとつずつチェックしていきましょう。

よく見ると怪しい!メールの怪しい点をチェックしよう
チェックポイント① メールに本人の名前が記載されているか
通常、企業からの個人的なサービスのお知らせメールの場合、「〇〇様」と個人名が記載されています。
上記を見るとそのような記載は一切なく、本文中に「ご本人様」と書かれているだけで個人が特定されていません。
これは不特定多数の誰かに同じ内容のメールを送っていると考えられます。
チェックポイント② メール本文中に怪しい点はないか
一見おかしなところはないようにも感じられますが、本文をよく見てみてると・・
「※2024年06月26日までに「お取引目的等のご確認へ」より・・」
とメールに記載されていますが、このメールを受け取ったのは、期限を過ぎた2024年6月27日。
三菱UFJ銀行のような大企業が、大切なお知らせメールでこのようなケアレスミスをするでしょうか・・?普通なら考えられません。
もし本当にミスをしたのであれば、即座に訂正のメールが届くはずですが、現時点で期限日の訂正メールは届いていません。

チェックポイント③ 三菱UFJ銀行の署名に怪しい点はないか
一見特に問題ないように見えます。
では本物の三菱UFJ銀行からのメールマガジンの署名と比較してみるとこんな感じです。

お問い合わせやメールの配信停止、個人情報保護方針についてのリンクがきちんと掲載されているのに対し、今回届いたメールの署名には掲載がありません。
メールマガジンでは、特定電子メール法によりオプトアウト(配信停止)方法を明確にしなければなりませんので、記載がないのは怪しいです。
チェックポイント④ 送信元のメールアドレスは正しいか
今回送られてきた送信元はこちら。

メールアドレスが送信元名になっています。本来なら「三菱UFJ銀行」となっているはずです。
送信元名をクリックして実際のメールアドレスを確認してみると「sendmail000_info_mufg_017@fukudanobue.com」となっています。
ドメインがフクダノブエ.comって人の名前ですね。。
これは完全に三菱UFJ銀行から送られてきたものではなく、偽装メールで間違いないです。
ひとこと豆知識:メールアドレスについて
メールアドレスは多く場合、サイトURLとメールアドレスのドメインが同じことが多いので、覚えておくと安心です。(一部サブドメインなど異なる場合があります。)
チェックポイント⑤ リンク先は正しいURLになっているか
メール本文内には青い文字の「▼ご取引目的確認」にリンクが設定されています。
(このリンクは絶対にクリックしないようにしてください!)
こちらのリンクを確認すると、「https://u44892397……(以下省略)」となっており、三菱UFJ銀行のサイトURLとは全く別物のURLだということが分かります。
三菱UFJ銀行のサイトURLはhttps://www.bk.mufg.jp/なので全然違いますね。
【注意】正しいドメインであっても、なりすましの場合があります。
URLが正しいイドメインであっても、メール本文などに不審な点があれば詐欺メールの可能性があります。
ドメインを乗っ取って不正利用している場合があるからです。
むやみにリンクなどをクリックせず、そのまま放置・もしくは削除してください。
もし本物のメールかどうか心配な場合は、企業に直接連絡し確認することをおすすめします。
メール本文中のURLの確認方法
メール本文中のURLのリンク先は以下の方法で確認できます。
- スマートフォン・・・確認したいリンクを長押しすると、プレビューのページがポップアップで確認できます。
- パソコン・・・ブラウザ上でメールを開き、確認したいリンクにマウスカーソルを合わせると左下にURLが出ます。
【三菱UFJ銀行】迷惑メールについてのまとめ
今回は ”【三菱UFJ銀行】【重要】お取引目的等のご確認のお願い”のメールについて説明しました。
あなたに届いた怪しいメールかどうかを判断する点のおさらいです。
- ① 本人の名前が記載されているか
- ② 本文に怪しい点はないか
- ③ 署名に怪しい点はないか
- ④ 送信元のメールアドレスは正しいか
- ⑤ リンク先は正しいURLになっているか
三菱UFJ銀行を始めとする大手企業の社名を利用したフィッシング詐欺に遭遇した場合は、慌てず公式の連絡先で真偽を確認するようにしましょう。
不審なメールを受け取った際はメール内のリンクを直接クリックせずに、その送信元が信頼できるかどうかを先に検証することをお勧めします。
この記事があなたの安全対策に少しでも役立ちますように。